南 院 の 競 射 現代 語 訳。 大鏡 「弓争い」 現代語訳

とお止めになって、興もさめてしまった。 日頃(ひごろ)、よく、 「御弟子(でし)にてさぶらはむ」 と契りて、すかし申したまひけむがおそろしさよ。 動作の主体である道長を敬っている。

させ=尊敬の助動詞「さす」の連用形、接続は未然形。 まゐりて奏(そう)せむ。

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(道長公が、矢を射る時におっしゃったことは)、今日、直ちに実現するわけの事ではありませんが、道長公のお人がらや、おっしゃった事の強引な調子から、(伊周公は)いくらかは自然と気おくれなさったのだと思われます。 動作の主体である入道殿(道長)を敬っている。 寛和(くわんな)二年丙戌(ひのえいぬ)六月二十二日の夜、あさましくさぶらひしきことは、人にも知らせたまはで、みそかに花山寺(はなやまてら)におはしまして、御出家(すけ)入道(にふだう)させたまへりこそ。

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朝廷の公務や儀式だけには分相応にふるまい、時間を間違えることなくお勤めになって、 内々には、所も置き 聞こえ させ 給は ざり し ぞ かし。 係り結び。 おもしろくないように。

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に =接続助詞 いみじう =シク活用の形容詞「いみじ」の連用形が音便化したもの、(いい意味でも悪い意味でも)程度がひどい、甚だしい、とても。 おっしゃる、お言いつけになる、言いつける。

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次に、帥殿射 給ふに、 いみじう 臆 おく し 給ひて、御手も わななく け に や、的のあたりに だに近く寄ら ず、 給ふ=補助動詞ハ行四段「給ふ(たまふ)」の連体形、尊敬語。

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受身・尊敬・自発・可能の助動詞「る」の接続は未然形。